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実行委員長挨拶
 


長崎大学大学院医歯薬学総合研究科先進予防医学共同専攻リウマチ・膠原病内科学分野 教授
日本リウマチ学会 AI医療推進委員会委員長
実行委員長 川上 純
 
 人工知能(Artificial Intelligence:AI)の医学への応用には大きな期待が集まっています。2019年の1月に開催されました第154回日本医学会シンポジウムではAIと医療の現状と課題をテーマに開催されましたが、全国から非常に多くの参加者を集め、すなわちこれは、医療関係者のきわめて高い関心を反映しています。AIをキーワード検索すると、これもきわめて多くの情報がヒットしますし、今後の医学の発展に必須とされるビッグデータの管理・運用や情報データベースの構築、また、多岐にわたり高度化した研究成果の統合などは、従来の手法のみで核心に至るのは難しいと感じることもしばしばです。

 このようにAIとIoT(Internet of Things)は時代のキーワードで、すでにAIは画像診断、病理、がんゲノム研究などで目覚ましい成果をあげ、IoTはより多くの情報をより正確に連結させることが出来ます。リウマチ学の分野においても、扱う情報量は従来の臨床情報に加え、ゲノム、画像、バイオマーカーなど多岐にわたり、それらを一元的に管理するためのレジストリ、バイオインフォマティクスや統計学などを駆使することが必要な時代となっています。コンピュータ性能の劇的な向上を経て、AIやIoTは利用しやすい環境が出来つつあり、今後のリウマチ学のイノベーションにはこれらの基本的な理解が重要ですが、これまでAIやIoTを用いて解析されたリウマチ学に関する学会発表や論文は少ないのが現状です。

 このような状況を鑑みて、日本リウマチ学会(JCR)は平成30年度から人工知能(AI)医療推進委員会を設置し、ここ2年のJCR総会・学術集会ではAI医療推進委員会企画シンポジウムを計画しました。それに加え、2018年度GSK医学教育事業助成を受け、より広くJCR学会員を含めた医療関係者への情報の発信を目的に、“AI技術が切り拓く新たなリウマチ学に向けた教育シンポジウム”を開催することにいたしました。2021年度は3年目となりますが、内容は最先端でありながらご参加される皆さんに出来るだけ近く、また、今年も昨年と同様に、この分野におけるリウマチ学会員の教育研究活動も盛り込みました。是非、ご参加いただき、”cutting edge“に触れていただければ幸いです。
 
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